2026/05/20 09:35


SafeBeauの渡辺です。

今回は、最近注目されている
ラグジュエルカラーについてお話しします。

ジアミンアレルギーがある方や、
通常の白髪染めでかゆみ・赤み・かぶれを経験したことがある方にとって、
「ノンジアミンカラー」は大切な選択肢のひとつです。

ただし、最初にお伝えしておきたいことがあります。

それは、
ノンジアミンだから絶対に安全、というわけではない
ということです。

ラグジュエルカラーは、
とても可能性を感じるカラー剤です。

ただ、使う前に知っておきたい注意点もあります。

今回は、ラグジュエルカラーの特徴と注意点を、
美容師目線でわかりやすく解説していきます。


カラートリートメントでかゆくなる方へ

ジアミンアレルギーの方が選びやすいもののひとつに、
カラートリートメントがあります。

カラートリートメントは、
一般的な白髪染めに使われるジアミン染料ではなく、
塩基性染料やHC染料などで髪に色をつけるものが多いです。

そのため、
ジアミンアレルギーの方の選択肢になりやすいカラーです。

ただし、カラートリートメントで
かゆみや赤みが出る方もいます。

その原因として考えられるのが、
大きく2つあります。

ひとつ目は、
塩基性染料そのものに対するアレルギー反応です。

ヘアカラーのアレルギーというと、
ジアミンアレルギーが有名です。

しかし、ジアミン以外の染料でも、
肌に合わない方はいます。

塩基性染料やHC染料を使ったノンジアミンカラーでも、
かゆみ、赤み、かぶれが出る可能性はあります。

もうひとつは、
トリートメント基剤による刺激です。

カラートリートメントは、
名前の通りベースがトリートメントです。

トリートメントには、
髪をなめらかにするために、
カチオン界面活性剤が使われていることが多いです。

この成分は髪には相性が良いのですが、
頭皮に長時間つくと、
人によっては刺激になることがあります。

カラートリートメントでかゆくなる方の中には、
染料ではなく、
このトリートメント基剤が合わないケースもあると考えています。


ラグジュエルカラーの特徴

ラグジュエルカラーの面白いところは、
塩基性染料を使いながらも、
一般的なカラートリートメントのような
トリートメント基剤ではないところです。

粉末タイプのカラーで、
配合成分としては、

トリメチルグリシン。
グリチルリチン酸ジカリウム。
アロエ。

このような成分が含まれています。

保湿や肌荒れ防止、
整肌を意識した成分が入っている点は、
頭皮が敏感な方にとって嬉しいポイントです。

つまり、
塩基性染料は使えるけれど、カラートリートメントの基剤でかゆくなってしまう方にとっては、選択肢が増える可能性がある
ということです。

ここは、ラグジュエルカラーの大きな魅力だと感じています。

ただし、ラグジュエルカラーも染料を使っています。

塩基性染料そのものにアレルギーがある方は、
注意が必要です。

過去にカラートリートメントでかゆみや赤みが出た方は、
それが染料によるものなのか。
トリートメント基剤によるものなのか。

自己判断するのは難しいです。

使用前にはパッチテストを行い、
自分の体に使えるかどうかを確認することが大切です。


白髪染めだけではないカラー展開

ラグジュエルカラーで白い髪の毛を染める場合、
基本となるのはナチュールとダークブラウンです。

この2色を使うことで、
白い髪の毛を自然にカバーしていくことができます。

ここまでは、
ノンジアミンカラーとして想像しやすい部分だと思います。

僕がラグジュエルカラーを面白いと感じたのは、
白髪染め以外のカラー展開です。

ラグジュエルカラーには、
ナチュール、ダークブラウンの他に、

赤。
青。
黄色。

この3原色が用意されています。

特に注目したいのが、
青です。

ノンジアミン系カラーは、
青系の色素が弱いと感じることが多いです。

赤みを抑えたい。
寒色に寄せたい。
ブラウンの赤みを調整したい。

こういった時に、
青の力が弱いと狙った色に持っていきにくいです。

しかし、ラグジュエルカラーの青は、
色素がしっかり濃く、
色味調整に使いやすいと感じています。

赤・青・黄色の3原色が揃っているので、
組み合わせることで中間色を作ることもできます。

白髪染めのブラウンが赤く出すぎる場合には、
青を使って赤みを抑える。

少し暖かみを足したい場合には、
赤や黄色を調整に使う。

このように、
ただ白い髪の毛を暗く染めるだけではなく、
色味をコントロールしながら使えるところが魅力です。

ジアミンアレルギーがあると、
どうしてもカラーの選択肢が限られてしまいます。

しかし、ラグジュエルカラーは、
白髪を隠すためだけではなく、
色を楽しむためのカラーとしても可能性があります。

ここは美容師として、
とても魅力を感じるポイントです。


ノンジアミンでも注意が必要です

ここからは、
必ず知っておいてほしい注意点です。

ラグジュエルカラーには、
種類によって以下のような成分が含まれています。

硫酸パラアミノフェノール。
硫酸パラメチルアミノフェノール。

この2つは、
いわゆる酸化染料に分類される成分です。

一般的なジアミンアレルギーで有名な、

パラフェニレンジアミン。
トルエン-2,5-ジアミン。
硫酸トルエン-2,5-ジアミン。

こういったジアミン系染料とは違います。

ただし、
パラアミノフェノール系の染料も酸化染料の一種です。

つまり、
ジアミンが入っていないからといって、
アレルギーリスクがゼロになるわけではありません。

体質によっては、
かゆみ、赤み、かぶれ、腫れなどの症状が出る可能性があります。

これはラグジュエルカラーだけが特別危ないという話ではありません。

ノンジアミンカラーであっても、
塩基性染料、HC染料、植物染料など、
何かしらの染料を使っている以上、
アレルギーリスクを完全にゼロにすることはできません。

だからこそ、
「ノンジアミンだから安心」と一括りにせず、
どんな染料が入っているのか。
自分の体に合うのか。

ここを確認することが大切です。


ブラックにはジアミンが含まれています

ラグジュエルカラーで個人的に残念だと感じたところもあります。

それは、
ブラックという色についてです。

ラグジュエルカラーにはブラックがありますが、
このブラックにはジアミンが含まれています。

そのため、
ジアミンアレルギーを発症されている方は、
ブラック単品はもちろん、
ブラックが混ざっている調合も使うことができません。

ここは本当に注意が必要です。

「ラグジュエルカラーだから全部ノンジアミン」
とは考えないでください。

使う色。
混ぜる色。
成分表示。

ここまで確認することが大切です。

せっかく良いコンセプトのカラー剤なので、
個人的には完全にノンジアミンに特化したラインナップだったら、
さらに安心して提案しやすかったと感じています。


明るく染めるカラーではありません

もうひとつの注意点は、
ラグジュエルカラーは基本的に黒い髪の毛を明るくするカラーではない
ということです。

白い髪の毛に色を入れることは得意です。

そのため、
白い髪の毛の量が多い方であれば、
綺麗に染めやすいカラーだと思います。

ただし、黒い髪の毛が多い方の場合、
ラグジュエルカラーだけで明るい髪色にすることは難しいです。

思ったより明るくならなかった。
白い髪は染まったけど、全体の印象が暗い。

このような仕上がりになる可能性があります。

美容室であれば、
他のノンジアミンカラーと組み合わせることで、
黒い髪の毛を明るくしながら、
白い髪の毛を染めることも可能です。

ただし、
ラグジュエルカラー単体で何でもできるわけではありません。

白い髪の量。
今の髪の明るさ。
希望の仕上がり。
アレルギーの有無。

これらを確認したうえで、
美容師が判断して使うことが大切です。


セルフカラーにはおすすめしません

一部ではネットで購入できるようですが、
僕としてはラグジュエルカラーをセルフカラーとして使うことはおすすめしません。

理由は、
調合や塗り方がとても大切だからです。

しっかり染まる分、
使い方を間違えるとリスクもあります。

特にジアミンアレルギーの方や、
過去にヘアカラーでかぶれたことがある方の場合、
ただ染まればいいという話ではありません。

頭皮につけない塗り方。
肌を守るための保護。
放置時間の管理。
カラー後の洗い流し。
残留成分へのアフターケア。

ここまで含めて行うことで、
できるだけリスクを抑えながら使うことができます。

セルフカラーでは、
この判断や処理を自分で行う必要があります。

その結果、
仕上がりがイメージとずれてしまったり、
頭皮に負担がかかってしまったりする可能性があります。

ご自宅で染めたい場合は、
最初からセルフカラー向けに設計されているものを選ぶ方が安心です。

もちろん、
セルフ向けカラー剤でもアレルギーリスクがゼロになるわけではありません。

ただ、美容室専用に近いカラー剤を自己判断で使うよりは、
リスク管理がしやすいと思います。


まとめ

ラグジュエルカラーは、
ジアミンアレルギーの方にとって、
選択肢を広げてくれる可能性があるカラー剤です。

一般的なカラートリートメントの基剤でかゆくなってしまう方や、
白髪染めだけではなく色味も楽しみたい方にとっては、
可能性を感じるカラーだと思います。

ただし、
誰でも簡単に安全に使えるカラーではありません。

ノンジアミンカラーにも種類があります。

染料も違います。
基剤も違います。
使い方も違います。

だからこそ、
自分の体に合うのか。
どの成分に反応しているのか。
どう使えばリスクを抑えられるのか。

ここまで考えることが大切です。

ラグジュエルカラーを検討している方は、
以下の点に注意してください。

種類によっては酸化染料が含まれていること。

ブラックにはジアミンが含まれていること。

黒い髪の毛を明るくするカラーではないこと。

セルフカラーとしてはおすすめできないこと。

過去にヘアカラーでかゆみ、赤み、かぶれ、腫れなどが出たことがある方は、
必ずパッチテストを行い、
美容師に相談しながら使うようにしてください。

ラグジュエルカラーは、
正しく理解して使えば、
とても可能性のあるカラー剤だと思います。

髪を染めたい。
でも、頭皮やアレルギーが不安。

そんな方にとって、
少しでも安心して選択肢を考えるきっかけになれば嬉しいです。


SafeBeauではノンジアミンカラーのご相談を承っています

SafeBeauでは、
ジアミンアレルギーの方や、
ヘアカラーで頭皮トラブルを経験された方に向けて、
ノンジアミンカラーのご相談を承っています。

頭皮の状態。
過去のカラー履歴。
アレルギーの有無。
白い髪の量。
希望の明るさや色味。

これらを確認しながら、
できるだけ負担を抑えたカラー方法をご提案しています。

白髪染めを続けたいけれど不安がある方は、
ぜひ一度ご相談ください。


この記事を書いた人

(SafeBeau / ジアミンアレルギーの方向けノンジアミンカラー専門美容院)
ジアミンアレルギーや頭皮トラブルに悩むお客様の声をきっかけに、
“誰でも安心して染められる白髪染め”を追求してきました。
化学染料のリスクやノンジアミンの仕組み、
サロンでの実践方法についても情報発信しています。
📘 YouTubeでも発信中:SafeBeau公式チャンネル


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