2025/11/06 09:58
ヘアケアを頑張っているのに、時間が経つとまとまりが続かない。
そんな相談をサロンでよくいただきます。
原因の多くは、トリートメントの“種類”と“役割”を理解できていないこと。
ひとつのアイテムに頼り続けると、仕上がりが重くなったり、パサつきが目立ちやすくなります。
ここでは、ご自宅で髪を整える際に知っておくべき“使い分けの考え方”を整理しました。
1. デイリートリートメント(毎日のベース作り)
シャンプー後の髪は表面が荒れやすく、キューティクルが不安定な状態です。
そこで必要なのが、表面の凹凸を整え、指通りを軽く仕上げるデイリートリートメント。
毎日の“土台作り”と考えると分かりやすいでしょう。
・中間〜毛先に塗布
・1〜3分放置
・ぬめりが残らない程度にしっかり流す
根元は重さにつながるため、控えるのがポイントです。
2. ヘアマスク(週1〜2回の補強)
カラーや熱により、髪の内側は徐々にスカスカになります。
そこで必要なのが、内部に成分を入れて“芯”を補うヘアマスク。
使用頻度は週1〜2回で十分で、デイリーとの併用は不要です。
重さが気になる場合は頻度を下げるだけで仕上がりが変わります。
3. 洗い流さないトリートメント(外的刺激から守る)
ドライヤーの熱、摩擦、紫外線。
お風呂の外の環境こそ、髪にとって大きなダメージ要因です。
洗い流さないタイプは、そうした負荷から髪を守るためのアイテム。
機能は“補修”ではなく“防御”。
役割を誤解しないことが大切です。
4. ミルクトリートメントを併用すると仕上がりが変わる
乾燥やごわつきが気になる方は、ミルクタイプをドライ前に。
髪内部に水分を保持し、柔らかさが自然に出るのが特徴です。
この上からオイルを薄く重ねると、水分を逃さず扱いやすい質感に。
・ミルク→内部に潤い
・オイル→外側を薄く保護
この組み合わせで、重くならないまとまりが作れます。
よくある間違い
髪の表面にコーティングを重ねてしまうと、蓄積が起きます。
・根元まで塗る
・すすぎ不足
・高頻度のマスク使用
・オイルの量が多い
・弱すぎる洗浄で皮膜が残る
こうした積み重ねが重さやゴワつきにつながります。
週1回だけでも、洗浄力のあるシャンプーでリセットすると、ケアが入りやすくなります。
ヘアカラー直後は“閉じるケア”を優先
カラー直後の髪は膨潤しており、内部成分が抜けやすい状態です。
最初の48時間は弱酸性シャンプー+デイリートリートメントで表面を整えてください。
栄養を“入れるケア”は安定してからで十分。
3日目以降にマスクを取り入れると仕上がりが落ち着きます。
トリートメントは増やすより“整理”が大切
まとめると、
・毎日:デイリー+洗い流さないトリートメント
・週1〜2回:マスクで内部補強
・乾燥対策:ミルク併用で柔らかさを追加
“3種類+1種類”を目的別に整理して使うことで、仕上がりは大きく変わります。
綺麗な髪は、毎日の積み重ねから。
ご自身の髪質に合わせて、無理のない範囲で取り入れてみてください。
最後に
当ショップでは、髪の負担を抑えながらケアできる
サロン専売アイテムも取り扱っています。
商品選びに迷った際は、遠慮なくお問い合わせください。
あなたの髪に合った提案をさせていただきます。
この記事を書いた人
(SafeBeau / ジアミンアレルギーの方向けノンジアミンカラー専門美容院)
ジアミンアレルギーや頭皮トラブルに悩むお客様の声をきっかけに、
“誰でも安心して染められる白髪染め”を追求してきました。
化学染料のリスクやノンジアミンの仕組み、
サロンでの実践方法についても情報発信しています。
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