2025/07/27 19:41
ヘアカラー後に頭皮や顔、首がかゆい、赤くなった、ボコボコと腫れてきた…。
「ちょっとかぶれただけ」と思っていませんか?
それ、ジアミンアレルギーによる蕁麻疹かもしれません。
放っておくと悪化して、呼吸困難やアナフィラキシーなど、命に関わる状態に進むこともあるんです。
この記事では、アレルギー対応ヘアカラーを専門に扱っている美容師の視点から、
ジアミンアレルギーと蕁麻疹の関係、症状の見分け方、治療方法、今後のカラーの選び方までをわかりやすくお伝えします。
ジアミンアレルギーとは?
ジアミンとは、白髪染めやおしゃれ染めに使われる染料の一種。
特に「パラフェニレンジアミン(PPD)」という成分が有名です。
この成分に体がアレルギー反応を起こすと、カラー後に赤み、かゆみ、発疹、腫れ、発熱などが現れることがあります。
一度発症すると、同じカラー剤を繰り返すたびに症状が悪化していくため、早めの対処が重要です。
ジアミンアレルギーで蕁麻疹が出るのはなぜ?
ジアミンが皮膚から吸収され、免疫が過剰に反応すると、蕁麻疹のような症状が出ることがあります。
特徴的な症状
-
赤く盛り上がるボコボコとした発疹
-
強いかゆみと腫れ
-
顔や首、背中、腕にも広がることがある
-
発症までに数時間〜数日かかる(遅れて出る)
通常の蕁麻疹とは違い、アレルギーによる蕁麻疹は全身反応の前兆であることも少なくありません。
「かゆいだけ」でも要注意
「カラーしたらちょっとかゆい」「赤みがあるけど大丈夫そう」
そう思って放置していると、次はもっとひどい症状が出るかもしれません。
状態 | 注意レベル |
---|---|
頭皮や顔にかゆみ・赤み | 初期 |
蕁麻疹が広がる、まぶたが腫れる | 中等度(要受診) |
呼吸が苦しい、水ぶくれが破れる、発熱 | 重度(すぐ病院へ) |
「たまたま強く反応しただけかな」と思わず、アレルギーとして一度出たら次はもっと悪化すると考えて行動してください。
▼詳しくはこちらもおすすめ:
ジアミンアレルギーを放置するとどうなる?症状悪化と命のリスク
治療法と自宅での応急処置
症状が出たときは、必ず皮膚科で診察を受けてください。
ただし、病院にすぐ行けないときのために、以下のような対処も参考になります。
医療機関での治療
-
抗ヒスタミン薬(かゆみや発疹を抑える)
-
ステロイド外用薬(炎症を抑える)
-
必要に応じて内服ステロイドや点滴
自宅でできる応急処置
-
冷タオルなどで患部を冷やす
-
市販の抗ヒスタミン薬を一時的に使う(説明書をよく読む)
-
爪を短くし、掻きむしりを防ぐ
-
洗顔やシャンプーは低刺激のものに切り替える
蕁麻疹が引いても、ジアミンは絶対NG
症状が一時的に治っても、ジアミンカラーを再使用してはいけません。
アレルギーは体が“記憶”しているため、次はもっと早く・もっと激しく反応することがほとんどです。
「たまたま出ただけ」「今回は大丈夫だった」は危険な判断。
これからは安全なヘアカラーに切り替える必要があります。
ノンジアミンカラーに切り替えよう
ジアミンアレルギーの方におすすめなのが、ノンジアミンカラーです。
種類 | 特徴 |
---|---|
ノンジアミン酸化染料 | 白髪染めにも対応可。発色も自然 |
ヘアマニキュア | 頭皮につけずに染められる。色落ちはやや早い |
天然ヘナ | 100%天然なら安全性は高め。ジアミン入り製品もあるので要確認 |
カラートリートメント | 徐々に染まるタイプ。ダメージが少なく使いやすい |
ノンジアミンカラーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ:
ノンジアミンカラーとはどんなもの?現役美容師が解説します
まとめ:蕁麻疹は「危険のサイン」
ジアミンアレルギーで蕁麻疹が出た場合、
それは単なる肌荒れではなく、命を守るための警告サインかもしれません。
今後は、
-
ジアミンを完全に避ける
-
ノンジアミンカラーに切り替える
-
パッチテストを毎回行う
-
異変があればすぐ病院へ
この4つを守って、安心してカラーを楽しんでください。
▼今すぐ相談したい方へ
LINEから事前に症状やお悩みをご相談いただけます。
あなたに合った施術方針をご提案します。
📩 ご予約やご相談は、LINEにてお気軽にどうぞ
▶ ご予約はこちらから:
https://watanabe-yusuke-home.com/7157-2/
🎥 施術の様子はYouTubeでも配信中
▶ SafeBeau公式チャンネル:
https://www.youtube.com/@SafeBeau0701
✍️ ノンジアミンの豆知識はX(旧Twitter)でも毎日発信中
▶ フォローはこちら:
https://x.com/SafeBeau