2025/07/16 00:26
「白髪染めをすると、かゆみが出る…」
「敏感肌だから、毎回カラーが不安」
そんなお悩み、もしかするとジアミンアレルギーが関係しているかもしれません。
ただし、実際はジアミンだけが原因とは限らないのがヘアカラーの難しいところ。
今回は、アレルギーや刺激の原因となる成分の種類と違い、そして正しいカラーの選び方までを、美容師目線でわかりやすく解説します。
■ ジアミンアレルギーとは?|原因成分と見分け方
「ジアミン」とは、ヘアカラー剤の発色に使われる酸化染料のひとつです。
なかでも以下の成分は、アレルギーの原因になりやすいとされています。
-
パラフェニレンジアミン(PPD)
-
トルエン-2,5-ジアミン
-
パラアミノフェノール
-
オルトアミノフェノール
これらは酸化染毛剤と呼ばれるカラー剤に含まれ、強くしっかり染まる反面、肌への刺激も強め。
アレルギー体質の方や敏感肌の方は、数時間〜48時間後に「赤み・かゆみ・腫れ」などの症状が出ることがあります。
■ でも、かゆみの原因はジアミンだけじゃない!
「ジアミンフリーのカラーにしたのに、まだ刺激がある…」
それは別の成分が刺激を引き起こしている可能性があります。
✔ 過酸化水素水
脱色や発色を助けるために使われますが、酸化力が強く、頭皮の乾燥・ツッパリ感・白髪の増加につながることも。
✔ アルカリ剤
染料を髪に浸透させるために、キューティクルを開く役割をしますが、pHバランスを崩して炎症やかぶれを招くことも。
これらは、アレルギーではなく接触性皮膚炎として現れます。
施術中や直後に「ピリピリ」「ヒリヒリ」する場合は、こちらの可能性が高いです。
■ どの成分に反応しているか、どうやって調べる?
原因を見極める最も確実な方法は、パッチテスト。
染料の一部を肌に少量塗布して、48時間様子を見ることで、アレルギーの有無が確認できます。
肌に合わない成分を無理に使い続けると、アレルギーが重症化する可能性もあるため、違和感を感じたら必ず確認を。
■ ノンジアミンカラーを使えば安心?|種類ごとの特徴
ジアミンアレルギーがある場合は、ノンジアミンカラーへの切り替えが推奨されます。
ただし、ノンジアミンにも種類があり、効果や使い心地には違いがあります。
たとえば…
-
カラートリートメント:低刺激だけど色落ちは早め
-
ヘアマニキュア:表面染めで肌にやさしいが白髪のカバー力に限界あり
-
塩基性カラー・HC染料:比較的発色がよく白髪にも対応しやすいタイプ
-
ヘナ・インディゴ:植物性で安全性が高いが、染まりにくさや色調の個性が強い
■ まとめ|「何に反応しているか」を知ることが、最良の対策です
「カラー剤でかぶれる=ジアミンが原因」とは限りません。
ジアミン・過酸化水素・アルカリ剤など、反応を起こす成分は人によって異なります。
✅ 症状の出方でおおよその判断が可能
-
数時間~48時間後 → ジアミンアレルギーの可能性
-
施術中や直後 → 刺激性皮膚炎の可能性
✅ 対策はまず「原因の特定」から
-
パッチテストを実施
-
自分に合ったノンジアミンカラーを選ぶ
-
不安な場合は、美容師や皮膚科医に相談を
ベイスで取り扱う商品でも、ノンジアミンタイプのヘアケアアイテムを取り入れることで、安心しておしゃれが楽しめます。
まずは自分の肌の声に、しっかり耳を傾けてみてくださいね。
▼今すぐ相談したい方へ
LINEから事前に症状やお悩みをご相談いただけます。
あなたに合った施術方針をご提案します。
📩 ご予約やご相談は、LINEにてお気軽にどうぞ
▶ ご予約はこちらから:
https://watanabe-yusuke-home.com/7157-2/
🎥 施術の様子はYouTubeでも配信中
▶ SafeBeau公式チャンネル:
https://www.youtube.com/@SafeBeau0701
✍️ ノンジアミンの豆知識はX(旧Twitter)でも毎日発信中
▶ フォローはこちら:
https://x.com/SafeBeau