2025/07/11 11:48
ヘアカラーで突然かゆみや腫れが出た…。
それが「ジアミンアレルギー」です。
症状が出てしまった以上、今までと同じように染め続けることはできません。
けれど、就活・職場・冠婚葬祭などで「黒く整えたい」というシーンは、どうしても避けられないこともありますよね。
そんなときに気になるのが、
ジアミンアレルギーでも黒染めってできるの?
という疑問。
本記事では、美容師の視点から「地肌に負担をかけずに暗髪にする方法」についてわかりやすくお伝えします。
ジアミンアレルギーとは?
一般的なヘアカラー剤に含まれる「パラフェニレンジアミン(PPD)」などの染料成分に対するアレルギー反応を指します。
発症すると、
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赤み・かゆみ・湿疹
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顔の腫れ
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重度ではアナフィラキシー症状
などが現れ、以降はジアミン入りのカラー剤の使用ができなくなります。
よくあるお悩み:アレルギー後の黒染めニーズ
ジアミンアレルギーを発症された方から、こんなご相談をよく受けます。
● これからは染めないつもり。でもプリンが目立って困る
過去に染めていた髪と、伸びてきた地毛の色差が目立つケース。
● ノンジアミンカラーをしたら思ったより明るくなってしまった
職場の規定やライフイベントで、もう少し落ち着いた色にしたい場合。
このようなケースでは、「ジアミンを使わず、できるだけ自然に暗く整える方法」が必要です。
ノンジアミンカラーでの黒染めは可能
当店でも導入しているノンジアミンカラーは、ジアミン系の染料を含まず、アレルギー体質の方でも使いやすい薬剤です。
そして、実際に“暗く染める”ことも十分可能です。
ただし、以下の点にご注意ください。
● 一度で真っ黒にはなりません
ジアミンに比べて染料の定着力が弱く、複数回に分けて徐々に暗さを重ねていく必要があります。
● 明るく戻すことができません
ノンジアミンの染料は、ブリーチなどで色素を分解できない構造のため、一度暗くするとトーンアップはできません。
黒染めの選択肢は他にもあります
黒っぽく見せたいけど「完全に染めきらなくてもいい」という方には、他の方法もあります。
■ ヘアマニキュア
髪表面に色を乗せる酸性カラー。
頭皮への刺激が少なく、白髪もほんのりぼかせます。
■ 植物性カラー(ヘナなど)
天然成分が主成分の染料。暗く染めることはできますが、発色に赤みが出やすいのが特徴。
■ カラートリートメント
自宅で手軽に使える商品も増えています。ただし色持ちは短めで、ムラになりやすい点は注意が必要です。
セルフ黒染めのリスク
自分で黒染めをする場合、よくある失敗が「前髪と後ろの色が違う」「ムラになったまま戻らない」といったもの。
とくに市販のカラートリートメントを使ってしまうと、後から美容室で直すのが難しくなります。
安心・安全に仕上げたいなら、施術経験のある美容師におまかせいただくのがベストです。
当店ではこんな施術をしています
私たちのサロンでは、ジアミンアレルギーをお持ちの方にも安心していただけるよう、
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ノンジアミン薬剤の使用
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頭皮に薬剤がつかない「ゼロテク塗布」
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パッチテストでの事前チェック
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複数回の重ね染めで自然な暗髪を実現
といった方法で対応しています。
「染めないと決めたけど、やっぱり地毛に近づけたい」
「明るくなりすぎた髪を、自然に落ち着かせたい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
最後に|“安全に黒くする”には、知識と段取りが大切です
ジアミンアレルギーがあるからといって、暗髪をあきらめる必要はありません。
ですが、どの方法にもメリットとリスクがあり、今後のカラー計画を見据えた判断が必要です。
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一度で終わらせたい?それとも自然に仕上げたい?
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黒がいい?それともダークブラウンでも大丈夫?
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今後、明るくする予定はある?
こうしたポイントを一緒に確認しながら、あなたに合った暗髪プランを立てていきましょう。
お悩み中の方へ
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ジアミンアレルギーで悩んでいる方にとって、もう一度安心して髪と向き合えるきっかけになりますように。
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