こんにちは。SafeBeau（セーフビュー）です。

「足の甲がかゆい」「背中に湿疹が出た」「胸元が赤くなっている」──
そんな症状、もし白髪染めやカラーリングの後に出ているとしたら、
それはジアミンアレルギーのサインかもしれません。

今回は、見落とされがちな「足・胸・背中に出るジアミンアレルギー」の症状と、
その原因・正しい対処法・今後の安全なカラーリング方法まで、
敏感肌の方の視点に立って詳しく解説します。

---

ジアミンアレルギーとは？どんな人でも突然なる可能性が

ジアミンアレルギーとは、ヘアカラー剤に含まれる「パラフェニレンジアミン（PPD）」などの酸化染料によって引き起こされるアレルギー性接触皮膚炎です。

最初はかゆみや赤み程度でも、繰り返すことで症状が全身に広がったり、重症化するケースもあります。

特に、以下のような症状がある場合は注意が必要です：

• 足の指の間や足首がかゆい

• 鎖骨やデコルテまわりに湿疹

• 背中全体が赤くただれ、水ぶくれができた

これらはすべて、**頭部以外に起こる“間接的アレルギー反応”**の可能性があります。

---

足・胸・背中に症状が出る3つの原因とは？

① 髪に残ったジアミン成分が肌に触れる

ヘアカラー剤は、シャンプーしても微量のジアミンが髪に残ることがあります。
その残留成分が入浴時に流れ落ちたり、濡れた髪が肌に触れたりすることで、足元・胸元・背中に反応が出ることがあるのです。

特に以下の状況は要注意：

• カラー当日〜翌日に入浴

• ロングヘアが直接背中に触れていた

• 洗髪後のすすぎが不十分だった

② アレルギー反応が全身に及ぶ体質だった

ジアミンアレルギーは「遅延型アレルギー」と呼ばれ、発症までに数時間〜数日かかります。
アレルギー体質が強い方は、頭皮に塗布した薬剤だけで、全身に炎症反応が広がることもあります。

特に注意すべき体質：

• アトピーや敏感肌の既往がある

• カラーを繰り返すうちに反応が強くなってきた

• 過去に目の腫れ・顔のほてり・倦怠感などを感じたことがある

③ セルフカラー時に薬剤が肌に付着した

実際にご相談で多いのが、「セルフカラー中に足や体に薬剤がついていた」というケースです。

• 裸足でカラーをしていた

• 髪をまとめずに胸や背中に薬剤が触れた

• 保護用ケープを使っていなかった

少しの接触でも、ジアミンの刺激は皮膚に強く作用するため、数時間〜翌日に症状が出ることがあります。

---

✅ 見逃されがちな症状チェック

足：

• 指の間が赤くヒリつく

• 足の甲に発疹やかゆみ

• 湿疹のようなただれ

胸：

• デコルテに小さなブツブツ

• 鎖骨付近に熱感をもった赤み

• ブラの当たる部分がかゆい

背中：

• 肩甲骨周辺に湿疹

• 赤くただれたり水ぶくれが出ている

• 洋服と擦れてヒリヒリする感覚

「ただの乾燥？」「汗疹かな？」と思って放置しがちですが、繰り返す／広がる／悪化する場合は、アレルギーの可能性大です。

---

応急処置と正しい対応方法

1. ジアミン入りの製品は即中止

2. 髪は濡らさず、体だけシャワーで洗い流す

3. 皮膚科やアレルギー科で診断を受ける

4. 息苦しさや発熱がある場合は救急相談を

---

今後の対策｜ノンジアミンに切り替えましょう

ジアミンアレルギーを発症した方は、今後ジアミンを一切使用できません。
以下のような安全なカラー剤へ切り替えましょう。

• ヘアマニキュア：頭皮に付けずに髪の表面をコートするカラー

• カラートリートメント：毎日少しずつ色を補うケアタイプ

• 天然ヘナ：植物性の染料（※混合ヘナは要注意）

• ブリーチ＋ノンジアミン染料：明るさを出したい方に（美容室専用）

さらに、ノンジアミンであっても48時間のパッチテストは毎回必須です。
肌や体調は日によって変化するため、「前回大丈夫だったから今回もOK」とは限りません。

---

SafeBeauのご案内｜安全に染めたい方へ

SafeBeauでは、ジアミンアレルギーの方や敏感肌の方のために、
ノンジアミン施術・カウンセリング・最適な製品のご提案を行っています。

• ✅ 明るめのおしゃれ染めも対応

• ✅ 白髪がしっかり染まる施術設計あり

• ✅ アレルギー歴・過去のカラー履歴もヒアリングして対応