2025/07/02 20:07
「白髪染めをしたら、頭皮がかゆい」「なんとなく体がだるい」
そんな小さな違和感から始まるのが──ジアミンアレルギーです。
この記事では、実際にお客様から寄せられる
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「もう白髪染めはできないんですか?」
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「何を使えば安心なんでしょう?」
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「次に染めるとき、どんな準備が必要ですか?」
という疑問に対して、美容師目線の安全な対処法と選択肢をわかりやすくご紹介します。
1|ジアミンアレルギーってなに?「突然なる」アレルギーの正体
ジアミンアレルギーは、一般的な白髪染めに含まれる「パラフェニレンジアミン(PPD)」などの酸化染料に反応して起こるアレルギー症状です。
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初めは無症状でも、ある日突然、体が拒否反応を起こす
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一度発症すると体質は元に戻らない
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ジアミンが含まれる薬剤は今後使えなくなる
症状としては、以下のようなものが代表的です。
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染めた後に頭皮がかゆくなる・ジンジン痛む
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翌日、耳の裏や顔が赤くなる・むくむ
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微熱・だるさ・蕁麻疹などの全身反応
2|かぶれた=もう染められない?→“正しく選べば”白髪染めは可能です
ジアミンに反応したからといって、白髪染めそのものを諦める必要はありません。
ただし、以下のことは厳守が必要です。
✅ ジアミン(PPD、トルエン-2,5-ジアミンなど)を含む製品は完全に避ける
✅ 体質に合う染め方を見つけるために、美容師との相談が重要
✅ パッチテストを必ず行う
3|ジアミンアレルギーの方が使える白髪染め|5つの選択肢
ここからは、ジアミンが使えない方でも染められる代替手段5つをご紹介します。
■ ノンジアミンカラー
明るさ・色持ち・おしゃれ感が欲しい方におすすめ。
美容室施術が基本ですが、明度や色味の自由度が高いのが魅力です。
■ ヘアマニキュア
髪の表面を染めるタイプ。頭皮に薬剤をつけずに施術するので刺激が少ないのが特徴。
ナチュラルな仕上がり+ツヤ感も得られます。
■ 天然ヘナ
植物由来100%。「ハリ・コシ・ボリュームアップした」と感じる方が多く、自然派志向の方に人気。
ただし、色味の自由度は少なめ。
■ カラートリートメント
自宅で手軽に使えるタイプ。
塩基性染料・HC染料ベースで、刺激が少なく、継続することで自然な発色に。
■ 一時着色料(スプレー・マスカラ)
「今日だけ隠したい!」という場面に便利な応急処置系。
洗えば落ちるため、イベント前や急なお出かけに◎。
4|染め直す前にやるべきこと|パッチテストのすすめ
体調や肌の状態に合わせたパッチテストの実施は必須です。
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美容院でのテスト:使用予定の薬剤を使って48時間様子を見る
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病院での検査:ジアミン単体に反応が出るかを調べられる
特にアレルギーが出たことがある方は、自己判断せずにプロに相談することが大切です。
5|まとめ|“もう染められない”ではなく“方法を変える”選択を
ジアミンアレルギーは、避けようがない突然の体質変化。
でも、それは「もう白髪染めができない」という意味ではありません。
大事なのは…
✅ 原因を正しく理解すること
✅ ジアミンを含まない染め方に切り替えること
✅ 体調・頭皮状態に合わせた準備をすること
SafeBeauでは、お客様ひとりひとりの状況に合わせて、
ノンジアミン対応カラーを複数種類ご用意しています。
「どれが自分に合うのか分からない…」という方も、
まずはお気軽にご相談くださいね。