2025/07/01 13:40

ヘアカラーで突然かゆみや腫れが出たら…それ、ジアミンアレルギーかもしれません

こんにちは、SafeBeauの渡邉です。

「いつも通り白髪染めをしたのに、頭皮がかゆくなった」 「染めた翌日、顔が赤く腫れてきた」 「もしかしてアレルギー?」

そんなご相談が増えています。特に注目されているのが「ジアミンアレルギー」。そして今、新たな診断方法として「血液検査」が話題になっているのをご存じですか?


ジアミンアレルギーとは?

ジアミンアレルギーは、ヘアカラーに含まれる酸化染料「パラフェニレンジアミン(PPD)」「トルエン-2,5-ジアミン」などによって引き起こされるアレルギー反応です。

【主な症状】

  • 頭皮や生え際のかゆみ・赤み

  • 顔・まぶた・耳の腫れ

  • ただれ・水疱・熱感

  • 重症化すると呼吸困難や全身症状(アナフィラキシー)

「突然出る」「どんどん悪化する」という特徴があり、軽症でも繰り返すうちに深刻化していくケースも。


今注目の「血液検査」とは?

近年、ホーユーと藤田医科大学が共同で開発した「ジアミンアレルギーの特異的IgE抗体を調べる血液検査」が発表されました。

【血液検査のポイント】

  • ジアミンとたんぱく質が結合した状態での反応を採血で調査

  • 即時型アレルギーに対応(その場で反応するタイプ)

  • 従来の皮膚パッチテストよりも身体負担が軽い

ただし、現時点ではまだ研究段階であり、 一般的な病院ではこの検査は受けられません。


パッチテストとの違いと現状の実用性

血液検査が未実用化の今、実際の診断に用いられているのは「パッチテスト」です。

【パッチテストとは】

  • カラー剤やジアミン成分を48時間皮膚に貼付し、反応を見る方法

  • 遅延型アレルギーの確認に有効(時間が経って出るタイプ)

  • ジアミン以外にも、マニキュア・カラートリートメント・ヘナなどの反応確認にも使える

つまり現段階では、

  • 即時型 → 将来的に血液検査に期待

  • 遅延型 → パッチテストで確認(現実的な方法)


ノンジアミンカラー=安全ではないという現実

ジアミンアレルギー対策として「ノンジアミンカラー」が注目されていますが、 実はノンジアミンでもアレルギー症状が出るケースがあります。

【アレルギーの報告がある成分】

  • 天然植物色素(ヘナ・インディゴ)

  • タール色素(マニキュア)

  • 添加物(香料・保存料・界面活性剤)

特に市販のカラートリートメントやヘアマニキュアの使用によって、かゆみや湿疹などのトラブルを訴える方が増えています。


SafeBeauでの対策とご提案

当店では、アレルギーのリスクを最小限に抑えるために、以下の取り組みを行っています:

  • 施術前のカウンセリングで既往歴や体調を確認

  • 希望者には48時間前のパッチテストを実施

  • ジアミンフリーのマニキュア・カラートリートメントの提案

  • 明るめカラーには、ライトナー+マニキュアのWプロセスを使用

「染められるか不安」「何が合うか分からない」という方にも、安全に選んでいただけるようサポートいたします。


まとめ|安全に染めるために今できること

  • ジアミンアレルギーは誰にでも起こり得ます

  • 血液検査は将来有望だが、現時点ではパッチテストが主流

  • ノンジアミンカラーでも過信せず慎重に

  • 安全第一で、美容師と一緒に最適な方法を選ぶことが大切

SafeBeauでは、「安全に・自分らしく・長く」ヘアカラーを楽しんでいただくために、正確な知識と安心の施術を心がけています。

まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。